Firefoxのアドレスバー検索で全角入力に切り替えられない不具合と対処方法

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Firefoxのアドレスバーは検索バーとしての機能もあるのだが、先日更新してからというもの、全角入力に切り替えできなくなる症状に悩まされている。

  1. SSL化されたページのタブを閉じる
  2. 空白ページのアドレスバーで検索する

という状況で発生する。フォーカスを一度バーから外せば正しく動作するが、このちょっとした手間にストレスを感じてならない。

環境

不具合の再現

真っ新なプロファイルでは次の方法で不具合を再現できた。

  1. タブを二つ開く
  2. 一方のタブのアドレスバーを空欄にする
  3. もう一方のタブでSSL化ページ(httpsから始まるURL)を開く
  4. (3)のタブを閉じる
  5. (2)の空欄のアドレスバーで全角入力に切り替える

で、切り替えられない。もともと全角になっていればそのまま入力できるが、その後半角に切り替え、さらに半角→全角にしようとすると動作しない。

なお、SSL化ページを開くと上では書いたものの、実際にはアクセスせずとも発症する。アドレスバーに手打ちでhttps://hogeとしても同様の挙動になる。逆に、開いたSSL化ページのhttpsのsを削ると不具合は起きなかった。

自分は普段、

という設定をしているので、全てのタブを閉じると空白ページ(アドレスバーが空)が開かれる。そして現在ウェブサイトのほとんどはSSL化されている。そのため、不具合の生じる状況での検索機会が自然と訪れるのだろう。

ちなみに、症状が現れると自動補完部分の選択が反転しなくなるため、半角入力した場合は切り替える前に状態を察知できたりもする(about:config > browser.urlbar.autoFill→falseにしても自動補完自体が無効になるだけで不具合は解消されなかった)。

対処方法

最終タブを閉じない設定を保持したままでどうにかならないものかと探ってみた。解決には至らないが、不具合に遭遇する機会を以下の方法で減らせそうだ。

手っ取り早いのは、新しいタブをFirefoxホームにすること。空白ページ同様アドレスバーは空になるものの、ここでは全角切り替えが行える。ただし、browser.newtab.preloadやbrowser.newtabpage.enabledをfalseにすると発症するので確認しておく。

ツール > オプション > ホーム > Firefox Home コンテンツのチェックを全て外してしまえば空白ページと変わらない。このページ上でマウスジェスチャーは使えないが、そのくらいの副作用には目を瞑ろう。

あるいは、新しいタブで開くページを指定してしまうこと。

などのアドオンを使えば任意のURLを新しいタブに設定できる。